2013年07月16日

プロ直伝!常に新品のように長持ちするワイシャツのアイロンのかけ方

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white-shirtsワイシャツがいつもシワシワの人って何だか頼りなく見えてしまいますよね。もしかしたら、それだけで周りからの評価が落ちてしまうかもしれません。それだけワイシャツは印象を大きく左右するアイテムです。

そこで本日はワイシャツを常に清潔に保つためのアイロンのかけ方をご紹介します。

1.アイロンがけの前に必ず温度を確認しておくべし!

ワイシャツによってアイロンの最適な温度は異なります。もし、それより高い温度でアイロンをかけてしまうと、ワイシャツが長持ちしません。最悪の場合には、変質してしまってもう着られなくなることすらあります。さて、ワイシャツのタグを見てみると下記の4つのマークのどれかが表示されているはずです。

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「高」の場合はアイロンの温度は180℃~210℃が目安です。

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「中」の場合はアイロンの温度は140℃~160℃で掛けるのがちょうど良いです。

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「低」の場合はアイロンの温度は80℃~120℃で掛けるのがちょうど良いです。

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「×」の場合はアイロン掛けはできません。

これらのタグを確認してから、早速アイロンをかけていきましょう。

2.正しいアイロンがけの4つの極意

実はアイロンがけには極意があります。この極意を守って頂ければ、不慣れな方でもビシッとアイロンをかけることができます。逆に、この極意を守らなかったら、どれだけ丁寧にアイロンがけをしたつもりでも、なぜかワイシャツにシワが残ったりしてしまいます。

その極意とはこの4つです。

  1. まず霧吹きで全体を濡らすべし!:これだけでシワが伸びやすくなります。
  2. アイロンをかけるときは左手でシワをのばしながら!:これでキレイにシワがとれます。
  3. そで口や襟は、裏と表の両方をかけるべし!:生地が厚い部分は絶対。
  4. アイロンは直線の動きを保つべし!:曲線状はNG。

簡単ですよね?それでは、早速上の4つのポイントを実践しながら、アイロンをかけていきましょう。いよいよ実際のワイシャツのアイロン掛けの手順をご紹介していきます。

3.ビシっと決まる!ワイシャツへのアイロン掛けの正しい手順

3−1.まずはワイシャツの顔である襟から整える

襟のアイロンがけ

まずは、襟にアイロンをかけていきます。襟は左手で餅、引きつけながら、襟側から中央へかけていきます。襟は、他の部分よりも記事が厚めに作られているので、表面だけではなく、裏面からもかけてあげるとキレイな襟を保ことができます。対面した時にまず最初に目につくのが襟です。襟がくたっとしているとそれだけで頼りがいがなさそうに見えてしまいますので丁寧にかけていきましょう。

3−2.襟の次は肩から袖へ

肩から腕のアイロンがけ

次に、肩から袖の部分をかけます。左手でシワを伸ばし、腕にある折り目を押さえながら、アイロンをかけていきます。袖の部分の折り目がきっちりとでることで、ワイシャツの形が保たれます。ジャケットを着ていると、見られる部分の少ない肩から袖の部分です。しかし、油断は禁物です。クールビズ時や、ジャケットを脱いだときに肩や袖に折り目が無いと、だらしなく見えてしまいます。

3−3.そで口も見られるポイント!裏と表をしっかりかけよう

3-3

次にそで口をかけましょう。そで口も襟と同様に、生地が厚めに作られていますので、表からと裏からの両方からかけることをオススメします。えり口は、ジャケットからさり気なく見える部分ではありますが、資料を提出したり、腕時計を確認するときに意外と見られるポイントです。汚れは勿論NGですが、シワが残っているのもだらしなく見えますよ。

3−4.前みごろは一枚ずつしっかりと

前身ごろのアイロンがけ

次は、身ごろの前の部分をかけていきます。シワにならないように、左手で押さえながら、かけましょう。後ろの身ごろと同時にかけてしまわないように、前の身ごろの半分のみをアイロン台に載せて、アイロンをかけましょう。前の身ごろは、最も目立つ場所です。前の身ごろにシワがあると、だらしないだけでなく、清潔感も損なわれてしまいますので、全体をキレイにアイロンをかけましょう。

3−4.後ろみごろも気を抜かない

後ろ身ごろのアイロンがけ

最後に、後ろ身ごろにアイロンをかけていきます。左手で引きつけて、全体を伸ばしながらゆっくりとかけていきます。背中はシワがつきやすいですが、着ていると確認がしづらいため、見落としがちなポイントです。ジャケットを脱いだときに、だらしなく見られないように、しっかりかけましょう。

4.ワイシャツにアイロンをかけたら正しく保管しよう!

ワイシャツにアイロンをかけた後、適当に保管してしまうと、またシワがついてしまいます。そのためにも、正しく保管することが大切です。大きく分けてワイシャツの保管方法は2つあります。

  1. 折り目を維持して全体をパリッと保つ保管方法
  2. 襟と袖のみをパリッとさせて胴体部分をふわっとさせる保管方法

それでは、まずは前者の方法をご紹介します。

4−1.折り目を維持して全体をパリッと保つ保管方法

折り目を維持するためには、畳んで保管するのが一番の方法です。しかし、正しい畳み方をしなければ、変なシワがついてしまいます。そこで、正しいワイシャツの畳み方をご紹介するので、参考にしてください。

1.フロントボタンを留めて、シャツを裏返しにします。

ワイシャツの畳み方

2.左側のそでを持ち、右側へ折ります。

ワイシャツの畳み方

3.折った袖を持ち、今度は左側へ折り返します。

ワイシャツの畳み方

4.折った袖を持ち、今度は左側へ折り返します。

ワイシャツの畳み方

5.反対(右)側の袖を持ち、左へ折ります。

ワイシャツの畳み方

6.折った袖を持ち、右へ折ります。

ワイシャツの畳み方

7.折った袖を持ち、左側へ折り返します。

ワイシャツの畳み方

8.ワイシャツの下の部分を少し折り返します。

ワイシャツの畳み方

9.ワイシャツの下の部分を少し折り返します。

ワイシャツの畳み方

10.ワイシャツの下の部分を少し折り返します。

ワイシャツの畳み方

4−2.襟とそで口のみパリッとさせて胴体部分をふわっとさせる保管方法

この方法は、非常にシンプルです。アイロンをかけたワイシャツをハンガーにかけるだけです。ハンガーにかけていると、アイロンで作った折り目が徐々に無くなっていき、翌日にはふわっとした状態になっています。

ワイシャツの畳み方

まとめ:

いかがでしたでしょうか?

ワイシャツはアイロンをしっかりとかけ、しっかりと保管することで、今よりももっとカッコ良く見せることができます。「形態安定だから」とアイロンをかけない方が増えていますが、実は形態安定でもアイロンをかけた方がビシっとしますし、長持ちします。特に、これからの時期は、クールビズが本格的に始まり、ワイシャツで仕事をするシーンが増えると思います。しっかりとアイロンをかけて、ワイシャツを清潔でバシっとした状態で長持ちさせましょう。

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