2013年09月02日

ジャケットの種類:簡単に違いがわかる!33種のジャケットの特徴

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eyecatch

お店でジャケットを見ていても、たくさんの種類があって、どのジャケットを選べば良いのか迷ったことはありませんか?もしくは、ジャケット毎にどんな違いがあるのか分からないという方も多いのではないでしょうか

今回は、これからの季節に着る機会の多いジャケットについてご説明していきます。ぜひ参考にしていただき、今後のジャケット選びに活用してもらえたら嬉しいです。

1.まずはジャケットとはどういう物かを知ろう!

ジャケットとは上着のことで、実際に私達が思っているより、広い範囲で用いられています。袖が付いている前開きの上着ですが、プルオーバー(頭からかぶる)も含まれます。丈については、短いものでウェストライン位、ヒップライン程度のものが多いです。これ以上の物はコートと呼ばれますが、実際は明確な区別は無く、重なる部分的も多々有ります。次からは一般的に着用されているジャケットについて、ご説明していきます。

2.絶対に抑えておきたいジャケット12種

2.1.ダウンジャケット

ダウンジャケット写真

元々は登山用でしたが、軽く暖かい為、タウンユースとしても人気が有ります。防寒の為に内部には、保温の為のダウン(羽毛)やフェザー(羽根)を使用している為、軽く暖かく蒸れにくいです。
見た目は、外側の素材にナイロンを使用しており、ダウンやフェザーを使用している為、それが動かない様にする為のキルティング加工がされています。
また、ダウンやフェザーの厚みが有る為、少し着膨れして見えます。また、外気を防ぐ為に襟は立ち襟で、フードが付いている物も有ります。
前の部分は、ファスナーかボタンで留めます。中には、外側の素材に革やナイロンの光沢加工をした物も有ります。長さは、大体腰位ですが、膝くらい迄のコートタイプも有ります。

2.2.革ジャン

革ジャン写真

素材が革のジャケットで、ジャンパータイプの物を言います。テイラードジャケットタイプの物は、レザージャケットと言います。
前合わせが一重のシングルタイプと、二重になっているダブルタイプが有ります。丈の長さは、腰までのショート丈とそれ以上に長いロングタイプが有ります。ロングタイプは、ハーフコートと呼ぶ事も有ります。保温性を高める為に、襟や裏地がボアの物や裏地が中綿入りの物も有ります。

2.3.ライダースジャケット

ライダースジャケット写真

革ジャンの一種です。元々は、バイクに乗る為のジャンパータイプのジャケットを言います。
素材は、革、ナイロン、毛、綿と様々で、前合わせがシングルとダブルの物が有ります。保温性を高める為に、襟や裏地がボアの物や裏地が中綿入りの物も有ります。

2.4.テーラードジャケット

テーラードジャケット写真

ジャケットの形の一種で、一般的な背広のような形のジャケットを言います。
前の重ね方、ボタンの数、襟の形、後ろのベント、ポケットの形等で種々の形が有ります。

2.5.レザージャケット

レザージャケット写真

素材がレザー(革製)のジャケット全般を言います。その中で特にテイラードタイプを指す場合が有ります。
ジャンパータイプの物は革ジャンと言います。

2.6.ミリタリージャケット

ミリタリージャケット写真

ミリタリーとは軍隊という意味で、実際に軍隊で使用した物や軍服のデザインを取り入れた物を言います。ミリタリーは陸海空すべての軍隊をさす為、ミリタリージャケットという場合は、軍隊調のジャケット全般を言います。
ピーコート、MA1、M65、ボマージャケット等が有ります。

2.7.デニムジャケット

デニムジャケット写真

素材にデニムを使用した、ジャケットを言います。
デニムとは、染めた太い綿の糸を縦糸に、染めていない糸を横糸にした厚手の綾織物です。ゴワゴワした手触りです。
Gジャンもデニムジャケットの一種です。どちらかと言うと、ジャンパータイプのシルエットが多いです。

2.8.ナポレオンジャケット

ナポレオンジャケット写真

ナポレオンの着ていた軍服のデザインを取り入れたジャケットのことを言います。もとは、フランスのデザイナー シャンタル・トマスのデザインに付けられました。
ナポレオンの軍服に有る様な、胸元や襟や袖のボタンや飾りがデザインの特徴です。

2.9.ニットジャケット

ニットジャケット写真

素材にニットを使用した、ジャケットを言います。
ニットとは柔らかく撚った糸を、ループにして編み上げて行った物(編み物)です。例えばセーターやカーディガンの様な物です。
また、織物は縦糸と横糸を交互に組み合わせて行った物です。このニット特有のループにより、織物に比べて収縮性が有ったり、ふくらみが有ったり、しなやかであったりします。

2.10.サファリジャケット

サファリジャケット写真

元々は、アフリカ等にサファリ(動物狩り)旅行に行く為に作られた、ジャケットを言います。素材は、軽いコットン、ポプリンまたはリネンで作られ、色は主にカーキ系です。フラップ付きプリーツポケットが4つとエポレット、腰にベルトがついているのが特徴です。
また、シルエットにそのデザイン要素を取り入れた物を言います。

2.11.マウンテンジャケット

マウンテンジャケット写真

登山やトレッキングで使用する、山岳用フード付きジャケットを言います。表地は丈夫な撥水加工をしたナイロンが使われます。裏地に保温の為にフリース等を張った物が有ります。

2.12.シャツジャケット

シャツジャケット写真

シャツに使う様な素材を使用したジャケットと、形がシャツの様なジャケットの両方を言います。

3.知っておくとジャケット通になれる!21種のジャケット

3.1.フライトジャケット

航空機に搭乗するパイロット・クルーが着用するジャケットを言います。おもに空軍のパイロットが着用していたデザインを取り入れているジャケットで、ジャンパータイプです。ミリタリージャケットの一種です。素材は革やナイロン製で、保温の為に襟や内側にボアを使っている物が有ります。

3.2.ツイードジャケット

素材にツイードを使用した、ジャケットを言います。
ツイードとは、本来イギリス、スコットランドの毛織物で、ボーダー地方のツイード川流域で織られていました。太い毛糸を平織りまたは綾織りで、縮絨起毛しない粗く厚い毛織物です。ゴワゴワした手触りです。
柄は、ヘリンボーン、オートミール等が有ります。どちらかと言うと、テーラードジャケットタイプのシルエットが多いです。

3.3.キルティングジャケット

素材にキルティングを施した布を使用した、ジャケットを言います。
キルティングとは、表地と裏地の間に薄い綿を入れ、重ねた状態でキルティング(指し縫い)をした物です。軽くて保温性に優れており、肌寒い日には最適のジャケットです。

3.4.メッシュジャケット

通気性を良くする為に、リネン、毛、化繊を粗く織った素材を使用した、夏用のテーラードタイプのジャケットを言います。

3.5.ハリスツイードジャケット

素材にツイードの中でも特にハリスツイードを使用した、ジャケットを言います。
ハリスツイードは、スコットランド北西部の島、ハリス&ルイス島の島民たちが自分の家の織機で、昔と同じ製法で生地を織り、完成した生地を“ハリスツイード協会”を通して、ハリスツイードというブランド名で世に出しています。重厚感が魅力です。

3.6.ナイロンジャケット

素材にナイロンを使用したジャケットを言います。ナイロンは、耐久性が有り、軽く、ほとんど水を吸わない為、乾きが早くお手入れが簡単です。ジャンパーやスポーツ、アウトドアウエアによく使用されています。

3.7.デッキジャケット

元々は、海軍で風の強い軍艦のデッキ上で作業する時に着た、防寒服を言います。N-1が有名で、頑強な高密度ジャングルクロスで遮風性に優れた素材を使用しています。襟と内部には、ウールのボアを使用しています。色はオリーブグリーンが有名です。ミリタリージャケットの一種です。

3.8.ハンティングジャケット

元々は狩猟用のジャケットで、テーラードタイプやジャンパータイプ等、様々なタイプを言います。銃を構えた時の為に、右胸と両肘に革等のパッチが張ってあるのが特徴ですが、無いタイプも有ります。

3.9.フリースジャケット

素材にフリースを使った防寒用のジャケットを言います。また、裏地のみにフリースを使ったジャケットも言う場合が有ります。

3.10.ムートンジャケット

素材に毛皮で使われるムートン(羊の毛皮)を使った防寒用のジャケットを言います。外側に皮革部分を内側に羊毛部分を使用します。

3.11.サマージャケット

夏用に通気性、吸湿性、清涼感の有る素材を使ったテーラードジャケットを言います。素材はリネンや薄いウール生地また化繊等の混紡で、裏地は通気性を確保する為、省略している場合がほとんどです。また、バイク用の夏用のメッシュジャケットを指す場合も有ります。

3.12.スーツジャケット

リネンジャケット
素材にリネン(麻)を使用した、ジャケットを言います。リネンは、軽くて吸水性が良く通気性に優れている清涼感が有る為、蒸し暑い夏に着るジャケットに最適の素材です。

3.13.ブレザージャケット

スポーツジャケットとも呼ばれており、金属のシャンク(足付き)ボタン、左胸のパッチポケットに貼付けられるエンブレム等が特徴のテーラードジャケットを言います。また、一般的なテーラードタイプのジャケットを言う場合もあります。
素材はウールが多く、色は紺系のものが多いです。また、様々な色のものやストライプ模様の入ったものなどもあります。学校の制服やユニフォームなどに使用される場合も多いです。

3.14.フィールドジャケット

元々は、アメリカ軍で極寒地の戦場で着る防寒服として作られたものを言います。M65が有名で大型フラップポケットが正面に4つ有り、襟部分に収納可能なフードが着いています。そのため襟部分がスタンドカラー(立襟)のようになっています。
素材は綿とナイロンの混紡で、色はオリーブグリーンが有名です。アーミージャケット、ミリタリージャケットの一種です。

3.15.ワークジャケット

作業用に使用するジャケットを言います。素材は、デニム、ナイロン等の丈夫なものが使用され、シルエットは主にジャンパータイプです。

3.16.タンカースジャケット

元々は、アメリカ軍戦車兵の冬期用に作られた、ジャンパータイプのジャケットを言います。
アーミージャケット、ミリタリージャケットの一種です。

3.17.ボアジャケット

ボア(Boa)とは、元々毛皮や羽毛で作られた婦人用の襟巻きのことです。そこから、防寒用に襟元や裏地にボア生地を使用した、ジャケットを言います。一部に表にもボア生地を使用したタイプも有ります。ジャンパータイプが大部分です。

3.18.ベロアジャケット

素材にベロア(光沢の有るベルベット調)の素材を使用したジャケットを言います。

3.19.ウールジャケット

素材にウールを使用したジャケットを言います。

3.20.カットソージャケット(cut and sewn)

ニット生地を裁断し縫い合わせて作ったジャケットを言います。

3.21.ノーフォークジャケット(Norfolk jacket)

後身頃と前身頃にボックスプリーツが入り肩にはヨークが有り、前合わせはシングル。共布のベルトがついているルーズフィットなジャケットを言います。
元々は19世紀末に英国で狩猟用として着用されました。ハンティングジャケットの一種。ノーフォークは、英国の州名に由来します。その後、男性のスポーツ用ジャケットとして利用されました。現在は、主に軍や警察の制服として利用されています。

まとめ:

いかがでしたでしょうか?ジャケットの種類と、ジャケット毎の特徴をご理解頂けたかと思います。これからの季節は、ジャケットが活躍する季節です。今回ご紹介した記事を参考に、用途に合わせたジャケット選びをし、ジャケットをカッコ良く着こなして下さいね!

実際のジャケットは、下記を参照して下さい。

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