2013年08月29日

革ジャンの手入れ:家で簡単に出来る!革ジャンを長く保つ3つの秘訣

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eyecatch

ハンガーに吊るしたままの革ジャンがいつの間にか痛んでしまってはいませんか?もしくは、カビが生えていたり、革がパサパサになってしまってはいないでしょうか?

革ジャンは、定期的に手入れをしないと痛み続けています。逆に手入れをするだけで、何年も着続けることができる優れもののアイテムです。今回は、お家で簡単にできる革ジャンの手入れの方法をご紹介します。参考にしてただき、革ジャンを長くカッコ良く着こなしましょう!

1.まずは基本的な3つのお手入れ方法を知りましょう!

革ジャンは動物の皮のでできている天然素材です。そのため保存状態によっては、すぐ痛んでしまいます。 そうならないように、しっかりと手入れをしましょう。

1.1.ハンガーにかけて軽く拭く

外から帰ったら、乾いた布で軽く拭きましょう。チリ、ホコリ、花粉、排気ガスなどで汚れた時は、絞った濡れタオルで拭きましょう。 目立つ汚れは革専用のクリーナーで汚れを落とすのが理想ですが、ご家庭に無ければ、台所用洗剤などの中性洗剤を薄めてタオルに染み込ませて拭き取ってもキレイに汚れを落とすことができます。

1.2.1年に1回は水分・油分の補給が必要

1年に1度は、保湿クリームと保革油で、革に水分・油分を補いましょう。革が乾燥してきたと感じたら、保湿クリームを塗るタイミングです。ただ、クリームは塗り過ぎでしまうと、革が柔らかくなってしまい、型くずれを起こしてしまうので、注意が必要です。全体的に伸ばすようにクリームは塗って行きましょう。

1.3.革ジャンを保管するときは、 湿気に気をつけるべし!

革ジャンは湿気に弱いため、直射日光の当たらない、風通しが良い場所にハンガーにかけて保管しましょう。ビニール袋などに入れたり被せたりして保管すると、カビが生えてしまう場合がありますので、注意してくださいね!

この取り扱いを守れば、革の寿命を延ばすことができます。毎日連続して同じものは着ないようにして、革を休ませてあげるようにしましょう。

2.革ジャンの悩みを解決する5つのポイント

使い込み、痛んでしまったジャケットへの対処方法もご紹介しておきますね!

2.1.ワックスを塗ってツヤを出そう

日頃の油分補給のデリケートクリームだけではツヤは出ないので、ツヤが欲しい時はジャケットと同じ色か無色のワックスなどを塗るとツヤが出てきます。

2.2.汚れ対策は消しゴムを活用!

乾いた柔らかい布で乾拭きしたり、ブラシでも落ちない汚れは、専用のクリーナーを使って拭き取るのが基本ですが、手垢の部分的な汚れや、スエードなどの起毛革の汚れは、消しゴムでこするのも効果的ですよ!

2.3.カビ対策は通気性の良いところで保管すべし!

革はカビが生えやすく、一度カビが生えると、革の内部までカビが根付いてしまうことが多いので、簡単には落ちません。カビは温度と湿度、栄養がそろって生えるものなので、新品の革でもカビが生える可能性があります。そのため、普段からカビが生えないよう、通気性の良い場所で保管してください。クローゼットの扉は締め切ったままにせず、空気の入れ替えを行うようにしましょう。

2.4.においは根気よく改善させる

においの元は繁殖した雑菌です。 除菌消臭スプレーをかけて、根気よく改善することが必要です。たばこや香水の臭いの場合は、レザーソープというムース状のクリーナーで拭いてあげましょう。

2.5.ファスナーのかみ合わせはろうそくが効果テキメン!

ジッパーの動きが悪い時は、 ロウソクを塗りこむとすべりが良くなります。ロウソクは、ご家庭にあるもので大丈夫です。その際は、革につかないようにくれぐれも注意をしてくださいね。

3.取り扱いに注意してほしい3種類

3.1.スエードジャケットは革を傷ませないように手入れしよう

スエードの革ジャンの手入れは注意が必要です。スエードは起毛された革のため、毛足を保つためにこまめにブラッシングをしましょう。落ちにくい汚れは、ゴムタイプやスプレータイプのクリーナーなどで落とします。本革用のクリーナー、クリームなどはスエード革を傷めてしまうので、絶対に使用しないでくださいね!

3.2.ムートンジャケットは、軽くブラッシングするだけでOK!

ムートンは、水分をたくさん含んでいるので、静電気が起こりにくく、付着した糸くずやホコリは簡単に取り除くことができます。そのため、軽くブラッシングするだけでOKです。

3.3.ジャケットについているファーの手入れも忘れずに

ジャケットなどについているファーの日ごろのお手入れは、ブラッシングが基本です。ジャケットを振ってホコリを払った後、毛足に沿って軽くブラッシングするだけです。汚れをしっかり落としたい時は、毛足に逆らうようにブラッシングして汚れをかき出し、その後、毛並みに沿ってブラッシングします。あまり強くブラッシングすると毛が抜けてしまいますので、優しくブラッシングをしましょう。ブラッシングが終わったら、毛の流れが乱れないようにハンガーに掛けておきましょう。収納場所には除湿剤を入れておくようにしてくださいね。

※本物のファーではなく、フェイクファーの場合は、すぐに毛が抜けてしまいますのでブラッシングは厳禁です。ジャケットを降ったり、手でたたいたりして汚れやホコリを落としましょう。

まとめ:

いかがでしたでしょうか?革ジャンを長く保つためには、日々の手入れが大切だということがご理解いただけたかと思います。革ジャンをカッコいい形のまま長く保つためにも、今回ご紹介した3つのポイントをご参考に頂き、革ジャンの手入れを怠らないようにしてくださいね!

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